ベッドに横になり、自己血貯血のための準備が着々と進みます。
怖がっていた点滴の針が遂に刺されます。
らくがきマンガ:前置胎盤での出産レポ①はこちら。
全前置胎盤での出産経験をまとめた記事は、こちら。(文字ベースです)
針を刺した後はベッドの上で横になってゆっくりします。
貯血は時間がかかるため、スマホなどを使用しながら横になっていることが許可されていました。
私もイヤホンを使用し動画を見ながら血が抜けるのを待っていました。
また貯血中には赤ちゃんの心音確認がありました。
妊婦が貯血する際は、お腹の赤ちゃんに影響が出ていないか確認するため、10分に1回の頻度で心音を経腹エコーで確認しました。
貯血をしながら心音確認を繰り返し、血が溜まる速度によって多少前後しますが、約1時間後には貯血が完了します。
貯血が完了したら貧血を防ぐため、鉄剤を点滴します。鉄剤投与には15分程度かかります。
貯血用とは別の場所に点滴用の注射をするのかと思っていたのですが、貯血をした時と同じ場所を使用したため2回刺されることはありませんでした。
鉄剤投与が終わったら着替えて、1回の全工程は終了します。
私の場合は1200mlの貯血計画が組まれ、週に1回・1回あたり400mlの貯血を3回行いました。
貯血前後の注意点は多くなく、特にお話しいただいたのは以下の点でした。
・水分を多くとること
・当日はシャワーのみ
・気分が悪くなったら休み、改善しない場合は病院に連絡
はじめは「貯血」と聞いて長い期間をかけて血をコツコツと貯めていくものだと思っていました。
しかし、生ものである「血を貯める」ため、なるべく手術予定日に近い日程で貯血が完了するように計画を組むようです。
こうして、無事全3回1200mlの貯血が完了しました。
次回は麻酔科医師の手術説明を描く予定です。
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